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アーガイル鉱山訪問レポート

アーガイル鉱山レポート アーガイル鉱山レポート

アーガイル鉱山訪問レポート

このレポートは、世界で流通するピンクダイヤモンドの大多数を産出するオーストラリアのアーガイル鉱山について、2005年に書かれたものです。当時、私が在籍していたトレセンテは住友金属鉱山の子会社だったので(現在は通販のニッセン傘下)、アーガイル社の親会社RIO TINTO(世界で3本の指に数えられる、大きな鉱山会社)と住友金属鉱山の関係をベースに、アーガイルダイヤモンドと良好な関係にありました。

しかし当時、アーガイル鉱山の閉山が噂されていたので、その真偽を判断するために実際にオーストライア北部の鉱山を訪れました。当時のトレセンテはピンクダイヤ商品の売上比率が約40%という、日本一ピンクダイヤに依存している会社だったので、その成り行きには注目せざるを得なかったのです。内容的には、一昔前のものとなりますが、同鉱山をレポートした記事は見当たらないので、それなりに貴重な記録だと思われます。


1. アーガイルダイヤモンド社オフィス訪問

アーガイル鉱山レポート

オーストラリア西部、パースにあるオフィスの訪問は2回目。日本担当のG氏は不在だったので、新しくアシスタントになったR氏(彼もかなり日本語が出来る)と、前回お世話になったヨーロッパ担当のJ氏(彼も日本通)が応対してくれた。

商品(メレダイヤ)は、先月入荷したばかり(オーダーから納品まで半年かかっている)だったので、フローラのセンターストーンに使える、0.1Ct前後の石と、WR用の色の濃いメレを見せてもらえるように、お願いした。センターストーン用は、前回より薄い色だが、比較的大きなロットがあり、その中から、傷の少ないものを30ピースほどセレクトし、他の小さなロットのものと合わせて、約50ピースを購入することが出来た。また、WR用のメレも必要量を確保した。

たまたま、隣の部屋で、K社の担当者(トレセンテはK社からもピンクメレを購入している)が仕入れをしていて、挨拶に来たが、その際に「0.1Ctの石を買いに、昨日から来ているのに、まだ1ピースも買えていないんです」と嘆いていた。トレセンテが、かなり優遇されているのは、間違いないようだ。これで、センターピンクのフローラの寿命も約1年伸びたし、ピンク入りWRの攻勢をかけるための、在庫が確保できた。


2. アーガイル鉱山見学

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オーストラリアの西側3分の1を縦に切ったのが、西オーストラリア州で、州都パースは西南の海沿いにあるが、アーガイル鉱山は北東部、赤道にも近くなり、雨季と乾期がはっきり分かれ最高気温は40度前後という、厳しい自然条件の中にある。オーストラリアでも、最後の秘境と言われている地域で、日本と同じくらいの面積があるのに、人口は数万人しかいないとのこと。

鉱山には飛行場も併設されていて、パースからチャーター便で3時間ほどのフライトだが、在来便で行ったので、乗り継ぎを含めて、一番近い町カラナナまで約6時間、そこからレンタカーで約2時間かかって到着した。
鉱山に行くのは初めてというR氏と、顧客サービス担当のAさんの二人が同行してくれたので、最初から最後まで安心して行動できたことに感謝したい。

まず、何がすごいかというと、カラナナの飛行場からアーガイル鉱山までの間に、家が一軒も建っていない。オーストラリアの広さとか、自然というものは、日本人の感覚では考えられないものだと思った。
その周辺は、高校の地学で習った、地殻変動で隆起して出来た壁のように垂直な岩山が、いたるところにあるのだが、そのひとつを切り崩して出来ているのが、アーガイル鉱山であった。

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ビレッジと呼ばれる、従業員用のコテージ(1Kでシャワー付、冷房完備)に投宿。食事はバイキング形式で、豪華。東京のホテルなら3800円という内容である。しかも、ドリンクを含めて、ぜんぶ無料。これしか楽しみがないから、相当力が入っている。しかし、アルコールについては厳しい。食堂内でしか飲めず、宿舎ではご法度である。(パースの事務所でも、朝の出勤時にアルコール感知器による検査がある)隔離された世界での、トラブルを事前に防ぐための手段だろうが、大酒飲みが当たり前の、日本の鉱山会社とは、えらい違いである。

この鉱山は24時間、365日操業。従業員のシフトは独特で、12時間労働(切替は朝晩の6時)を14日続けた後、14日間の休みがあるというもの。パースから、飛行機で2週間の出稼ぎに行く感覚であろう。驚いたのは、女性従業員も2割近くみかけられたこと。女性にとっては、かなりハードな労働条件ではないだろうか(それは日本人の感覚で考えるからか?)。いずれにせよ、常時約300人がこの鉱山で働き、1983年以来、世界のダイヤモンドの約1/4を産出しているのである。

① 露天掘り

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アーガイル鉱山は、縦2Km,横1Km,深さ500mの巨大な穴である。平地に隕石の穴のようなものがあるのを想像していたのだが、そうではなく、同じ高さで続く、山の一部分を削り取ったものである。露天掘りというのは、トンネルを掘って地中の鉱物を採取するのではなく、地表に近い部分から、すり鉢状に鉱物を採取していくものなので、コストが安いのが利点だ。

硬い地盤なので、ダイナマイトで爆破させたものをショベルカーですくって、ダンプカーに積み込む。ショベルカーもダンプカーも、鉱山仕様の超大型である。採掘現場で、担当マネージャーのM氏(娘が大学で日本語の勉強をしている上に、以前働いていた鉄鉱石の鉱山では日本向けの仕事をしていて、その影響で、娘さんも大学で日本語の勉強をしているという親日家)から「3分間やるから、好きなだけダイヤを探していいぞ」と言われたが、目で見て探せるようなものではない。

鉱石1トン当たり、3カラット(0.6g)の原石が含まれているに過ぎないのだ。大型トラック(200t)1台で600カラットの原石ということになるが、ピンクダイヤは、全体の0.01%くらいしか含まれないので、フローラのRC用のピンクダイヤ1粒がやっとという計算になる。すり鉢の底の部分は面積も小さく、水が溜まっていた。現在の露天掘りでは、2007年末くらいに、操業を終了せざるを得ないとのことで、"アーガイル鉱山は無くなる"と言われる根拠はここにある。

② アンダーグラウンド

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アーガイル鉱山の鉱脈(ダイヤモンドを含んだ地層の固まり)が、下へ伸びていることは、明らかになっている。従って、地中へのトンネルを掘り、露天掘りの底の、さらに下の地中の鉱石を採取することが出来れば、鉱山の寿命も2020年くらいまで伸びるのだ。問題は、露天掘りよりも、格段に上がるコストである。その採算性を確認するために、2003年から約40億円ものコストをかけて、テスト用の坑道が掘られている。

今回、駄目もとで見学を希望したら、運良く坑内へ入ることが出来た。鉱山会社の繋がりは深いのだ。そのかわり、準備がいろいろあって、緊急時対応用のビデオを見せられ(実際に、重い装置を腰のベルトに装着して入坑)アルコール探知機での検査もあった。

マネージャーのR氏は、開口一番「アーガイルの将来は、我々にかかっている」と、すごい気合で、トヨタ式のマネージメントシステム(カイゼン)で、作業に取り組んでいる旨を説明してくれた。おもしろいと思ったのは、工事を始める前とか、節目節目で、先住民族(アボリジー)に宗教行事をしてもらっていること。日本でも、神社のお祈りは不可欠であり、住友金属鉱山は、本社ビルの屋上に神社を奉っているほどである。鉱山会社は山の恵みをいただくので神様を敬うのた。

テスト用のトンネルなので、1本の細いものだけかと思ったが、ずっと大がかりなもので、縦にも横にも何本も枝分かれしているものであった。4WDの車で、先端部まで3分ほど。既に鉱脈まで達していた。日本の鉱山の感覚だと、いつでも本格操業に移れそうだが、アーガイルの計画は、事業費が600億円という壮大なものだから、本格的にスタートしたら、今よりもずっと大きなトンネルを掘るつもりだろう。アンダーグラウンドプロジェクトの可否については、今年11月に結論が出る予定だ。

③ リカバリー  

鉱石の中から、わずかに含まれるダイヤモンド原石を取り出す工程で、日本では選鉱所と呼ばれる。いくつかの工程を経て、大きな鉱石を1センチ前後まで砕き、レントゲンでダイヤモンド原石を選び出し、酸洗浄する。ほとんどがオートマチックで、まさに工場である。

最後には大量のダイヤ原石が産出されるので、工場内の管理はとても厳しいもので、入るときには誓約書を書かされ、出るときには個室で検査がある(くじを引いて、4段階の検査に分かれる。一番厳しいものがあたると、下着以外全部脱いでのボディーチェック)。それを、社員に対してもするところがすごいと思った。パースに送られる前の原石を見せてもらったが、99%が工業用ダイヤだから、ほとんどが濃いグレーである。ピンクはほとんど見当たらず、あらためてピンクダイヤの希少性を確認することになった。


④ 考察

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アーガイル社のスタッフは、オフィスでも鉱山でも、アンダーグラウンドプロジェクトの成功を強く望んでおり、あとは親会社であるRIO TINTOの判断ひとつということになる。世界的な一次産品の値上がりで、RIO TINTOも好決算のはずで、良い環境にあるが、ピンクダイヤの人気が、あと15年続く保証もないので、どのような結果になるかはわからない。

しかし、RIO TINTOがプロジェクトを断念しても、他社がアーガイル鉱山を買収して操業を続ける可能性も、大いにあると思われる。オーストラリアの鉱山会社も、ここ数年はM&Aブームなのだ。
また、まったく別の話しとして、新しいピンクダイヤ鉱山が発見される可能性もあると思う。何しろ、オーストラリアは広く、多くの鉱山会社が付近で採鉱を続けているそうだ。


3. まとめ

アーガイル社との関係の強化と、鉱山の現況の確認という2つの目的は、順調に達成できた。R氏とは3日間一緒にいたので、信頼関係が築けたし、これから、いろいろな情報を得ることが出来ると思う。

また、改めて思ったのは、アーガイル社は鉱山会社だということだ。スタッフは、RIO TINTOの一員ということに強い誇りを持っており、日本担当のG氏も「変なジュエリー会社には、絶対に売らない」と言っている。
おそらく、小売店でアーガイルから直接購入しているのはトレセンテだけ(当時)なので、そのメリットを生かした展開を考えていきたい。


以上

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